パインハースト2日目
さあ、いよいよ憧れのNo.2をプレー。
前日のNo.4のプレーは、一緒にプレーしたメンバーに「Mr.Par」と呼ばれるほどの上出来。
オーガスタで見た名手のスイングイメージがまだ残っているか心配しながら、世界でも有数の難コースに挑戦。
コースガイドは前日に買って、夜からのイメージトレーニングもバッチリ。
500Yを超えるPar.4への対策も考えた。
プロショップでチェックインを済ませると「キャディが必要か?」と聞かれた。
このNo.2はコース内にカートの乗り入れができないために、バッグを運んでくれるキャディを付ける必要がある。
もちろんコースも案内なしではプレーできないような難しいレイアウト。
私はシングルキャディ(一人のプレイヤーに一人のキャディを付ける方法)をオーダーし、フィーを支払うとキャディパビリオンに行くように指示された。
この日バッグを担いでくれたのはコリンというキャディ。
昨年の全米オープンでもバッグを担いだという信頼できるキャディだ。
コリンが「練習は必要かい?」と聞いてきたので「当然!」と答えて、一緒にドライビングレンジに向かった。
練習を開始するとコリンが「いいショットだ」と褒めてくれるので、調子にのって何球か打って見せていると「プロティーを使わせてもらうといい、プロショップで許可をもらってきたら?」と言ってくれたので、「全米オープンのティーからプレー出来るの?」と聞いたら「許可を取れば大丈夫」と言われたのでプロショップに訊ねるとアッサリとOKが出た。
打球練習を終えるとピッチとパッティングの練習をして、いよいよティータイムだ。
全長7600ヤード Par70。
全米オープンで使われたティーインググラウンドには黄色いマークが埋め込まれている。
少しでもフェアウェイを外すとそこはラフではなく、「ウェストエリア」と呼ばれる砂とワイヤーグラスがに覆われた荒地。
さらにドナルドロスの代名詞とも言われるお椀型のグリーン。
世界中のいろんなコースをプレーしてきたが、おそらく私が生涯でプレーする最も難しいコースになるだろう。
スタート前にコリンから「トッププロでも80以上のスコアになるんだから、気楽にいけ」と励まされて(?)tee offした。