食事を済ませて宿に戻ったら、トレバーが「シングルゴルファーの権利は早いもの順だから、プレーしたかったら明日は5時前に行った方がいいぞ!」と声をかけてくれました。
「えぇーそんなに早く行くの!?」と聞き返したら「5時30分だと遅い!」と念を押され、翌朝は4時に起床。お茶を飲んで支度をして4時30分に宿を出ました。
静かで真っ暗なコース。「やっぱ誰もいないじゃん。」と思いつつスターターに近づくと暗闇に動く怪しい人影・・・いました!ゴルキチたちが。しかも自分は8番目。一番早い人は3時30分から来ていたようです。早朝だからかみんなハイテンションです(笑)とりあえず全員と自己紹介。出身は色々でカナダ、ロス、ニューヨーク、ニュージーランドなど。暗闇の多国籍ゴルファーズ♪に妙な連帯感が生まれます(笑)途中、雨が降ってきましたが、この心強さのせいか寒さは感じませんでした。
拙い英語の私に特に親切に話をしてくれたのが、ロサンゼルスから来た「Duffy」。仕事場に日本人が多いという事で、とても気さくに話してくれました。(やっぱ真っ暗ですね)6時を過ぎるとワーカー達が出てきてコースの管理を始めました。
まだ真っ暗です。毎日、日の出から日没までゴルファーが回っているので、真っ暗な中ライトを照らして作業しています。(コース内のあちこちにライトの光がポツポツと照っていました)
空が白みはじめた6時30分にスターターが来て、一人ずつハンディキャップとサインを記入していきます。
この頃には20名を越えるゴルファーがいました。サインしたプレイヤーは順番に2サムか3サムの組に入ります。
8時50分「Takashi〜」と呼ばれ、ついに念願のOLDコースでのプレーがスタートです!!
St. Andrews Links Trustにはトレーニングを受けて資格を持つキャディがいます。彼らは常にキャディパビリオンという場所に待機していて、プレイヤーの誘いがあるのを待っています。どのコースでも任意で帯同できて料金は40£(他にチップも必要です)。もちろん一人に一人付き18ホールは自分だけの専属キャディです。またとない機会なのでキャディを頼みました。
Jimというキャディで、かなりデカイ!まるでオトナと子どもみたいですね(笑)怖そうな顔ですが、とても良い人でした!
AM9:00いよいよティーオフ。
一緒にプレーしたのは、R&AのメンバーJohnとその奥様のJunny。そして早朝から一緒の「多国籍ゴルファーズ」の一員Duffyです。
1番ホールのティーショット。 テレビで何度も見た真っ直ぐなホールが目の前に広がります。ティーグランドに上がり、少し固い地面に手が勝手に、いつもより少しだけティーを低く埋め込みます。ゆっくりと2回素振りをして後方からフェアウェイのど真ん中に狙いを定めます。そして大きく深呼吸。慎重にスタンスを決めて思いっきり振り抜きました!
打ったボールは狙った方向に真っ直ぐに飛び出し念願のオールドコースでのプレーがスタートです!!