旅先でのゴルフには、忘れられない記憶が残ることがあります。気候、芝の感触、空気の匂い、出会った人たち—そのすべてが、日常のゴルフとはどこか違う色をしていて、心の奥に、ゆっくりと沁み込んでいくような感覚を覚えるのです。もし、あなたにとってゴルフが日常になっているなら、一度「旅の中のゴルフ」に出てみるのはいかがでしょうか?今回は、旅とゴルフが交わることで広がっていく“心のゆとり”と“感性との再会”について、私自身の体験をもとに綴ってみました。
移動することが心をほぐす
旅先でプレーしたゴルフの記憶は、忘れることができません。
気候も、芝の感触も、空気の匂いも、その土地ならでは。
一緒に回った人との会話やキャディさん、思わぬ出会いやハプニング。
普段のゴルフが日常となったら、旅先でのゴルフをされることをおすすめします。
ゴルフが旅に溶け込むことで、人生に新しい色が加わっていくように感じるからです。
日常の場所を離れると、不思議と心が回復することがあります。
それは、知らない景色や空気が、“縛られている自分”から少し距離を置かせてくれるからかもしれません。
普段のゴルフなら気になるミスも、旅先ではなぜか気にならないのです。
「純粋に楽しむゴルフ」をより没頭できる時間となるからでしょう。
自分をさらけだし、“プレー”が変わる
海外でゴルフをするとき、言葉が通じない場面や文化の違いに出会います。
プレーは共通語。手振りと笑顔で、現地の人と繋がることは難しくありません。
そういう経験を重ねると、「うまく伝えなきゃ」とか「失敗しちゃいけない」という心の緊張が、少しずつほどけていく感覚になっていきました。
旅をしながらゴルフをすることで、
「ミスしたくない自分」ではなく、「自分を解放してあげる時間」が持てるようになる。
それは結果的に、心もスイングもゴルフも軽くしてくれます。
環境が変われば、ゴルフの質も変わる。
「ここではこういう打ち方の方が合っているのかも」
「この景色の中では、意識しなくても勘が働いてくれる」
「振った時になんとなく自然と一体になった感覚があった気がする」
そう思える瞬間に、「自分のスイングはこうでなければ」という思い込みから自由になれるのです。
旅先でゴルファーとしての新しい引き出しを
旅とゴルフを掛け合わせると、
「スイングを磨く」ではなく、自分が持っている「感性に出会う時間」になります。
ゴルフをすることが、
ただのスポーツでもなく、競技でもなく、習いごとでもなく
“生き方”や“世界との関わり方”を広げてくれて、それがゴルファーとしての新しい引き出しを増やす時間になる。
そんな感覚を、これからも多くの人に届けられたら嬉しいです。
もしあなたのゴルフにも、少しでも“旅の空気”を取り入れられたら—
きっと、プレーはもっと自由になるはずです。