皆さんこんにちは、寺嶋です。
今年もあと1ヶ月を切りました。皆さんは今年立てたゴルフの目標は達成できましたでしょうか?私はいくつか掲げていたのですが、10年ぶりに競技に出るという目標を達成しました。←ハードルが低いですね
もし目標を達成できなかった方は来年に向けてこの冬に準備していきましょう。
まだ年内ラウンドの機会がある方は最後のラウンドで良い結果を出したいですね!
トランサーフィンという理論を聞いたことはありますか?ロシアの思想家ヴァジム・ゼランド氏が提唱した哲学的かつ実践的な自己成長の理論です。ゴルフにおいても使えそうなメンタル術だと思いました。皆さんに理解してもらいやすいようにゴルフを例に置き換えた説明したいと思います。
トランサーフィンの基本的な概念
トランサーフィンの中心的な考え方は、「現実は私たちの意識と選択によって変化する」というものです。この理論では、現実は固定されたものではなく、無数の可能性が存在する「ライフライン」として表現されます。ゴルフの場面でいうとこれから始まるラウンドがベストスコアを10打も更新するラウンドになる可能性もあれば、過去ワーストなスコアで終えるラウンドになる可能性も存在して、その未来は無数に存在するというイメージです。無数に存在する可能世界が広がっていて、自分が望む未来を選択するための方法をトランサーフィン理論から学ぶことができます。
トランサーフィンではバランスの法則というのが紹介されています。私たちが特定の対象や状況に過剰な重要性を与えると、エネルギーのバランスが崩れ、望まない結果を引き寄せる可能性があるとされています。これをバランスの法則と呼んでいます。ゴルフもバランスよくうまくできていると思います。ロングゲームが得意な人はショートゲームが苦手になり、持ち球がフェードの人はドローが打ちにくく、それらを改善しようとするとゴルフ全体のバランスが崩れ、パフォーマンスが下がってしまうような体験です。心当たりのある方はいますか?
ペンデュラム(振り子の法則)
集団や社会が共有する思考やエネルギー(例:政治、宗教、消費文化など)を「ペンデュラム」と呼びます。これらは個人のエネルギーを吸収し、自分の目的を達成するために利用します。これを振り子の法則と呼んでいます。
全国規模の大きな大会などに出場した時に普段のラウンドの緊張感と違うものを感じると思います。その会場の空気感や雰囲気にのまれて自分のプレーに影響が出てしまうような体験をした方は、この振り子の法則に沿って影響された可能性があります。
トランサーフィンでは、バランスの法則や振り子の法則など物理学者としての観点から現実世界に起こることの解釈を説明していて、スピリチュアルな神秘的な要素を含みながらも、自分にとって有利な選択とは何か?を考えさせてくれる理論に思いました。
ゴルフのプレーにおける実践方法
ゴルフのプレーの中で自分にとって有利な選択(自分の望む結果)にするためには以下のようなテクニックが参考になると思いました。
ビジュアライゼーション
ビジュアライゼーションは、望む現実を頭の中で具体的にイメージし、それがすでに実現しているかのように振る舞う方法です。例えばそのパター入らなかったに関わらず、まるでパターが入ったかのように堂々と振る舞うようなイメージです。いつもベストなプレーができているような意識が持ていると自然と結果がついてきます。
重要性を手放す
バランスの法則によって、必要以上に物事を重要視したり外部の影響を受けないようにするためには心の平静を保つことが必要です。ゴルフでも自分自身を俯瞰してみることが大事だと思います。イメージとしては、「OBを打ってしまった、どうしよう..」を「OBを打った自分がいる」というようにOBという失敗でさえ、まるで他人事のように客観視する姿勢です。
選択の意識
自分の現実を積極的に選び、他人のペンデュラムに引きずられない。ゴルフで上手くパフォーマンスが発揮できていない人の特徴に「あの人がこう言っているから」や「一般的に〇〇が正しいと言われている」というような”自分がない”状態で何かに流されている傾向があります。いわゆる思い込みの罠にハマらないことが良い結果を引き寄せるメンタルの保ち方だと思います。
まとめ
トランサーフィンは、個人の自由意志と外部の力をバランスよく活用し、人生を意識的にデザインする方法論として支持されています。ゴルフにもよく当てはまる理論だと思いましたし、とてもしっくりきたのでシェアしました。気になる方はレッスンの時にお話しましょう。