こんにちは、toshiyukiです!
レッスンでよく傾斜地からの対応について相談されることがあります。
傾斜地には左足下がり、左足上がり、つま先下がり、つま先上がりの4種類とそれらが重複している複合ライがありますが一般的には下がり系の傾斜が苦手な方が多いように感じます。
ですが最近は左足上がりが苦手だという方によく出会います。
なので今回は左足上がりの対応についてお話ししたいと思います。
目次
傾斜に逆らって打つ?傾斜に沿って打つ?
まず左足上がりの場合、傾斜に逆らって打つのか傾斜に沿って打つのか、2つの選択肢があります。
どちらにもメリット、デメリットがあるのでそれぞれ解説していきます。
傾斜に逆らって打つメリット、デメリット
まず傾斜に逆らって打つ時のメリットとデメリットについて解説します。
メリットはクラブが設計された通りのロフトで打つことができるので飛距離のロスが少なくて済みます。
特にアゲンストや横風が吹いている時にはボールを低く抑えて打っていけるので風の影響を受けづらくなります。
デメリットとしては地面に対してクラブをぶつけていく形になるので手首や肘への負担が大きく怪我をしやすいです。
またインパクト時のクラブの入射角が鋭角になりボールを点で捉える形になるのでダフったりトップした時にミスが大きくなります。
傾斜に沿って打つメリット、デメリット
次に傾斜に沿って打つ時のメリットとデメリットです。
メリットは地面にクラブが刺さらないので手首や肘への負担がなく怪我しづらいです。
そしてインパクト時のクラブの入射角が浅くなりボールをゾーンで捉えやすくなるので多少のダフリやトップが大きなミスになりづらいです。
デメリットはボールが上がりやすく飛距離をロスしやすいです。
さらに風の影響を大きく受けるので風を計算してアライメントを変えたりクラブの番手を上げて距離を調整するなどの対応が必要になってきます。
どっちがお勧め?
私は基本的には後者の傾斜に沿って打つことをお勧めします。
理由は傾斜に沿って打つ方がメリットが多くデメリットを回避しやすいからです。
前述したように傾斜に沿って打つ場合のデメリットはアライメントやクラブを変えることで回避できます。
一方、傾斜に逆らって打つ場合のデメリットは回避しづらく怪我をするとゴルフ自体楽しめなくなります。
なのでここからは傾斜に沿って打つ時の注意点についてお話ししていきたいと思います。
傾斜に沿って打つ時のアドレス
傾斜に沿って打つ時のアドレスですがとてもシンプルです。
平らなライでアドレスしている状態をそのまま傾斜に沿って右に傾けます。
傾斜が強くなると左膝が大きく前(ボール寄り)に出てくるのでその場合は左足を後ろに引いて膝、腰、肩のラインを揃えてアドレスします。
自然と加重配分は右足に大きくかかります。
傾斜に沿ってスイングする時の注意点
まずはテークバックです。
傾斜に沿ってスイングしていきたいのでテークバックは低くインサイドに引いていきます。
ターゲットラインに対して真っ直ぐテークバックするとクラブヘッドが地面に対して鋭角に上がりインパクトでクラブが地面に刺さりやすくなります。
またトップで大きく振りかぶろうをすると腰が右にずれ体が左に傾いて傾斜に逆らう形になってしまうので少しコンパクトに抑えてテークバックしましょう。
次にダウンスイングからフォローにかけてですが少しインサイドアウト気味に下から上に向かって振り抜いていきます。
この時、無理に左脚一本でフィニッシュしようとせずに右足に加重したままフィニッシュして下さい。
無理に左脚に乗っていこうとすると頭がターゲット方向に突っ込んでいくのでうまくボールを捉えることができなくなります。
ボールは左に飛びやすい
左足上がりのライからはフィニッシュで最後まで体が回しきれないのでインパクトでクラブが急激に返りやすくなりボールが左に飛びやすくなります。
なので左サイドが狭いホールなどは少し右を向いてアドレスすることをお勧めします。
まとめ
傾斜地からは構え方やスイングなど対応力が求められます。
その都度、ひとつひとつ考えながらプレーするのは大変なので体が自然に傾斜に対応して良いポジションで構えスイングを変えていけることが理想です。
GEN-TENでは実際のコースを使って傾斜地から繰り返し練習できるので傾斜地からのショットが苦手な方はぜひご参加下さい!
近々、ラウンドの予定がある方は今回の記事をぜひ参考にして下さいね!(^^)