前回の記事ではテークバックでは下半身を極力動かさないでスイングすることが飛距離アップやショットの安定に繋がること、スムーズにテークバックする為には体のどの部分の柔軟性を高めればいいか、またその為のストレッチをご紹介しました。
今回はどの筋力を鍛えればいいか、そのトレーニング方法をご紹介します。
大臀筋と内転筋を強化
テークバックで下半身の動きを抑えるには右のお尻(大臀筋)と右太ももの内側(内転筋)の筋力が大事です。
この筋力が弱いと腰が右に流れたり膝が伸びて腰が後ろに引けたりして捻転や前傾を保つことができなくなります。
ではこの2つの筋力を高めるトレーニングを紹介します。
トレーニング
ランジ
まずは大臀筋のトレーニングです。
スクワットは大臀筋のトレーニングとして王道ですが以前のブログでもご紹介しているので今回はランジをご紹介します。
まず直立した状態から片方の脚を一歩前に踏み出します。
そして踏み出した脚の太ももが地面と平行になるぐらいまでお尻を下げていきます。
そこから元の位置まで戻ります。
単純な動きですがいくつか注意点があります。
・腹圧を高めたまま体を左右にブレさせない
・踏み出した脚の膝を爪先より前に出さない
・体を前に倒し過ぎない
・土踏まずに乗り込むイメージでかかとから接地する
重要なポイントとしては元の位置に戻す時に踏み出した脚の太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)を使わずに臀部(お尻)で地面を押し返す意識を強く持つことです。
ワイドスクワット
次に内転筋のトレーニングをご紹介します。
両脚を広めに開き爪先を90度に開きます。
そしてお尻を真下に引っ張られていくイメージで深く下げ元の位置に戻していきます。
注意点は以下の通りです。
・膝が爪先より前に出ないように
・お尻を後ろに引き過ぎない
内転筋は多関節筋といってストレッチがかかった時に強く稼働するので上げることよりも下げることを重視してしっかりストレッチをかけた状態から跳ね返る感覚を感じることがポイントです。
まとめ
・飛距離アップやショットを安定させる為にはテークバックで下半身の動きを極力動かさないことが重要
・下半身の動きを抑えてテークバックするには体の柔軟性と筋力が必須
・股関節と肩甲骨の柔軟性を高める
・大臀筋と内転筋の筋力を高める
テークバックがスムーズに動かないという方は今回ご紹介したストレッチやトレーニングをぜひやってみて下さい!
体が動きやすい状態を作っていきながら理想のスイングを目指していきましょう!
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