ゴルフをプレーする際にはプレーファスト(早いプレーを心がけること)が求められます。18ホールであれば4時間を基準にプレーすることが基本となるので、プレーヤーひとりひとりのプレーに使える時間が必然的決まってくるわけです。ルール上は1打につき40秒以内が基準となりますが、ボールを探したり、ラインを読むのに時間を使ったりなど余計にかかる時間もあるのでプレーヤーそれぞれが早めのプレーをこころがけることが必要となります。
せっかくゴルフ場にきたのに早いプレーを心がけてくださいと言われると急かされているように感じる方もいらっしゃると思います。ですが早くプレーするスキルというのは上達するためにかかせないスキルなのです。早くプレーすることをネガティブに捉えずポジティブに捉えていきましょう。
目次
迷惑をかけないプレーのスピード
1ホールにつき平均13分でホールアウトします。ホールの長さによってことなりますからパー3は8分、パー5は18分くらいが基準になってくると思います。1打につき最大40秒が基準となりますが、自分の打つ順番になって20秒から30秒以内にはショット終えるようなスピード感が必要です。ですが自分の打つ順番がどうかを確認して、打つ方向を確認して、素振りをして、構えて..という感じになると40秒かそれを超えてしまいます。
細かいところですがスロープレーにならないように次のことをチェックしていきましょう。
常に自分が打つ番と思って待機する
ビギナーさんの多くは自分の番なのか、打っていいのかどうかが不安になって、他のプレーしている方の様子を伺っています。同伴者の方のプレーを見ていることは大事なのですが、本来すぐに打たなければいけないのに様子を伺っているとそれはスロープレーになります。常に自分が打つ番と思ってプレーしていることが大事です。思い当たる方はどんどん自分から打っていく姿勢を持つようにこころがけましょう。
自分の番が来る前に打つ方向を確認する
待っている時間があればその間にどの方向に打つのかを確認しましょう。プレーが遅い方は自分の番になってから打つ方向を確認しています。他の方がプレーしている間に方向を確認しておくと自分の番がきたときにすぐにショットに入ることができます。
素振りも自分の番が来る前に終わらせる意識を持つ
ティーイングエリアではカートやほかの人との距離が近い場合もあって難しいですが、素振りは自分の打つ番がくる前に終わらせるようにしていたいです。少しコツが必要な部分ですが、ほかのプレーヤーの動きを気にしながら素振りを終えておきます。プレーが遅い方は自分の番になってから2回、3回と素振りをしています。素振りがプレーが遅くなる一番の原因なので早めに終わらせておきましょう。
構えてからは焦らない、打った後はすぐに動く
構えてからは焦らないことが大事だと思います。ゴルフでは早い動きがミスショットにつながりますので慎重に打ったほうが良いと思います。打ってからまっすぐ飛んだか飛んでないかを気にしてボールの行方をしっかり追わずボールを見失っている方も良くいます。これもスロープレーにつながりますし、また打ってから次のボールまでの間がゆっくりな方が多いです。打ったあとはすぐに動いて次のボールの地点まで早めにいくことが必要です。
迷惑をかけないプレーのコツ「次のボールまでいく間」
自分がプレーしていない間の動きがとてもゴルフには大切で、時間を省略できる工夫も多くできるところであります。次のボールの地点までいく間に早くプレーするためにこころがけたいのは次のような部分です。
使いそうなクラブを複数もっておく
カートとの行き来の移動で時間を使うのでこれを少なくするために、次に必要そうなクラブを複数持っていきましょう。これは初期の段階で身につく方が多いので心配することは少ないのですが、キャディ付きのプレーに慣れている方も「キャディさんが持ってきてくれるから」と思ってクラブを持っていかない人がいます。キャディ付きのプレーも自分のクラブは自分で持っていくことがプレーの基本です。キャディが全員のクラブをそれぞれのところへ持っていくとこれもスロープレーになります。
早歩きと小走りを使う
コースに来たならフェアウェイを優雅にゆっくり歩きたいかもしれませんが、18ホールを4時間でプレーするためにはゆっくり歩いている時間がないのが現実です。基本は早歩き、次打つ番の方はボールまで小走りでいきましょう。
ボールを探しにいく前に自分のボールを打つ
これはビギナーさんによくある例で自分が打たないといけない番なのに他の方のボールを探しにいってしまうケースです。同伴者のボールを見てること、探してあげることこれはとっても大事なことです。しかし自分のボールを打ってから探しにいくのが基本です。自分のボールを置き去りして探しにいかないように注意しましょう。
すぐカートに戻らない
打った後にカートに戻らずまっすぐグリーンに向かって歩くことをこころがけましょう。ゴルフ場の多くで採用されいる自動カートは安全性のためスピードが遅いです。打ったあとカートに戻っているとさらに遅くなるので、打ったら基本はグリーン方向に動くことを意識してください。傾斜が急な場合や乗った方が次の地点まで早く行けそうだと判断したときにカートに戻るようにしましょう。
→歩いてプレーした場合と、電磁誘導カートを使ってプレーした場合のプレースピードの差について考えてみました
まとめ
迷惑をかけないプレーのスピードとコツについてご紹介しました。スロープレーはルール違反になるので、今回思いたる項目があった方はぜひ改善していきましょう。
・常に自分が打つ番と思ってプレーする
・素振りがプレーが遅くなる一番の原因
・打ったあとはすぐに動いて次のボールの地点まで早めにいく
・キャディ付きのプレーも自分のクラブは自分で持っていく
・基本は早歩き、次打つ番の方はボールまで小走り
・カートに戻らないでまっすぐ歩く
常に先のショットを予想して動くことがプレーファストにつながります。先のショットを予想することはゴルフの上達と関係があります。スロープレイをしないためよりもゴルフが上達するためにプレーファストを意識していきましょう!