今回はゴルフが上達しないと感じる方へ向けたモチベ記事になります。
先日、ゴルフのスコアアップ方法についてのディスカッションを行いました。
→パネルディスカッション「コーチに聞いてみた〜スコアアップ編〜」
100切り、90切り、80切りとそれぞれの段階に応じてコーチそれぞれから必要なロングゲームのスキル、ショートゲームのスキル、マネジメントについてご紹介していきました。目的もなくむやみやたらに練習するのではなく、自分の目標に対して求められるスキルを理解し、目的から外れないように練習することが必要です。
それぞれの段階に応じてどんなスキルが必要になって、どういった練習を重ねると良いかをご紹介します。
目次
90台でプレーするにはスイングの軸をつくろう
ゴルファー全体の半分以上はいわゆる100切ってプレーすることができないと言われています。この100切りをすることが最初の関門になります。
ティーショットの距離は150ヤードでいい
まずどのくらいの飛距離が必要になるかです。ドライバーで150ヤードの飛距離があれば300ヤード〜350ヤードのホールでは3回程度でグリーンまで、もしくは近くまで運ぶことができます。2パットまたは3パットでプレーできるパットのスキルがあるとするホールの平均を5打〜6打でプレーできますから100切りが見えてきます。
頭をズラさず軸を理解する
ドライバーで150ヤードの飛距離を出すことが十分可能です。画像のように点と点を合わせるスキルの獲得をめざしましょう。頭の位置をズラさずに背中の軸を感じボールとフェースを確実に合わせることができればOKです。
100切りの練習方法
フルスイングの練習はまったく必要ないのでハーフショットでボールを打つ練習をしましょう!
80台でプレーするには回転動作を習得する
100切りが達成できたら今度は80台へむけたトレーニングをしてきましょう。
ティーショットは200ヤード必要
80台でプレーするためにはティーショットの飛距離を200ヤードまで伸ばす必要があります。アプローチやパターのスキルなどの細かいスキルよりもまずは距離を優先で考えたほうがこの段階では良いです。ドライバーで200ヤードの距離を打つには回転動作が必要になります。
線でボールを捉えるために回転動作を身につける
150ヤードを打つには軸を固定して再現性を高めることが求められました。ただ芯に当てるだけでは200ヤードの距離を打つことが難しいので、ここで初めて回転動作をマスターする必要があります。先ほどは点と点を合わせるスキルが必要でした。今度は曲線でボールを捉えるという2次元の動きをマスターしましょう。画像のようにクラブヘッドの軌道が曲線を描けるように上体の回転動作をいれます。クラブのローテーションと体の回転動作が調和すると200ヤードまで打つことができるようになります。
↓このアプローチの練習のように回転する動きを身につけてください
70台でプレーするにはスイングプレーンを理解する
70台でプレーするためにはスイングプレーンを理解しなければなりません。スイングプレーンとはクラブヘッドの動きを仮想の平面として表現したものです。スイングプレーンとクラブの軌道を理解できると飛距離アップ、ボールのコントロールなどできることの幅が広がります。
→スイングプレーンとクラブの軌道を理解する
頭の中でスイングプレーンをイメージする
スイングプレーンを理解するにはボールとの距離を感じる必要があるのですが、人間の視覚上、構えたときは奥行きを感じることが難しいためスイングプレーンは目ではなく、頭の中で想像する以外ありません。スイングを3次元で認識できて初めて70台でプレーするためのスイングスキルが身につきます。
(上から見ても振っている高さを認識できないため、ダウンブローエリアとアッパーブローエリアの角度を認識できない。)
(画像のように頭の中でスイングプレーンを意識する必要がある。)
視覚に頼らず頭で認識するには、素振り、片手打ち、ハーフショットといった地味な練習を延々と繰り返して身体感覚を鍛えるほかありません。方法よりも熱意や気力、根性がものをいいます。
ティーショットは230ヤードほしい
スイングを3次元で認識できるとダウンブローエリアでボールを捉えるスキルが習得できたり、スイングアークを大きくしても安定した振りができるため遠心力を十分に利用できるようになります。遠心力を使うことができると70台でプレーするために必要な230ヤードの距離も楽々と打てるようになります。
↓こちらの動画でフラフープで再現しているようにスイングプレーンを理解しましょう。
まとめ
目標のスコアに応じたティーショットの飛距離を理解することとスイングを1次元(点)から2次元(曲線)に、そして3次元(立体)といった順番に理解して再現できることが今回のまとめです。いまやっている練習は何の目的なのか、どの段階に当てはまるのかをぜひ意識してスイングをアップデートしスコアアップを目指してください。