パッティングが上手くなる為のコツと練習方法

2021年4月27日 |

こんにちは、toshiyukiです!
前回の記事でパッティングが上手くなる為にやるべきことを3つお話ししました。
(前回の記事はこちらから)
おさらいしておくと1.傾斜を読む眼を養う、2.距離感を磨く、3.真っ直ぐ打つスキルを身に付けるでした。
今回はその3つのことを習得するためのコツや練習方法をご紹介します。

パッティングが上手くなる為のコツと練習方法

傾斜を読むコツ

まず一つ目は傾斜を読む眼を養う為の方法についてお話ししたいと思います。
これについては実際に傾斜を読んで経験値を積み重ねて感覚を養っていくしかありません。
ただ傾斜を読みやすくする為のコツはあります。
それは目線を低くすることです!
高い位置からは傾斜は見えづらいのでしゃがんで目線を低くして傾斜を読んで下さい。
そして時間があればボールの後方、カップの後方、ボールとカップの中間地点の3方向から傾斜を読みましょう。
・ボールの後方
GEN-TENコースレッスンパッティング傾斜の読みボールの後方
・カップの後方
GEN-TENコースレッスンパッティング傾斜の読みカップの後方
・ボールとカップの中間地点
GEN-TENコースレッスンパッティング傾斜の読みボールとカップの中間地点
10m以上のロングパットはボールの後方からだとカップ周りの傾斜が見づらいのでカップの後方に回り込んで傾斜を読んで下さい。
また上り下りはボールとカップの中間地点からの方が傾斜が見えやすいです。
最後にカップの後方から傾斜を読んで打ち出し方向を決めてアドレスに入りましょう。
GEN-TENコースレッスンパッティング傾斜の読みラインを決める
初めは傾斜が読めなくても経験値を積んでいけば徐々に読めるようになってくるので必ず傾斜を読んで明確にラインを決めてから打つ癖をつけて下さい!

オーバータッチを身に付ける

二つ目は距離感を磨く為の練習方法です。
私のレッスンではパッティング時にショートしてしまうという悩みをお持ちの方が多くいます。
その原因の一つとしては傾斜を読む時にカップまでのイメージしかなくカップの奥にまで視野を広げて見ることがないということが挙げられます。
その結果、ボールがカップを通り過ぎることに対しての恐怖心や不安がとても大きくなりショートしてしまいます。
まずはカップの奥にまで視野を広げるだけでもショートする確率がかなり減ってくると思います。
ではどれぐらいオーバーさせるのが一番カップインする確率が高いのでしょうか?
この問題についてショートゲーム専門のコーチであるデイブ・ペルツ氏は何度もテストを繰り返しカップを43cmオーバーさせるタッチが一番カップインする確率が高いという結論に至りました。
ということで常にカップをオーバーさせる為の練習方法をご紹介します。
用意するものはボールマーク2つ、これだけです。(笑)
できればゴルフ場のマスター室前に置いてある薄くて刺せるボールマークを使って下さい。
グリーン上のどこでもいいのでボールマークを50cmぐらいの幅に置きます。
GEN-TENコースレッスンパッティング距離感ボールマーク
そして手前のボールマークをカップだと想定して2つのボールマークの間にボールが止まるようにパットします。
GEN-TENコースレッスンパッティング距離感フォロー
GEN-TENコースレッスンパッティング距離感フィニッシュ
これをいろんな距離や上り下りを設定して練習します。
練習方法はとても簡単ですが難易度はとても高いです。(^^;;

パッティングトラックドリル

最後に真っ直ぐ打つスキルを身につける為の練習方法です。
パットの方向性はフェースの向きが80%〜90%影響すると言われています。
ストローク中のフェースの向きを安定させるにはクラブ軌道を安定させる必要があります。
パッテイングも円運動なのでストローク中のクラブ軌道はインtoインになりますがボールの前後15cmぐらいはストレートに動き、徐々にインサイドに動いていきます。
なのでクラブ軌道を安定させる為のドリルをご紹介します。
準備するものはティ(10本)、以上です。(笑)
下の写真のようにパターのヘッドよりも少し広めにティを真っ直ぐ並べて刺します。
テークバック、フォローともに15cmぐらいの長さでOKです。
GEN-TENコースレッスンパッティングトラック
そしてパターのヘッドが当たらないようにストロークします。
GEN-TENコースレッスンパッティングトラック後方テークバック
GEN-TENコースレッスンパッティングトラック後方フォロー
振り幅もテークバック、フォローともに15cmぐらいで十分です。
GEN-TENコースレッスンパッティングトラック正面テークバック
GEN-TENコースレッスンパッティングトラック正面フォロー
コツとしては極力肘から先の動きを抑えて肩や背中でストロークすること、そして慎重になり過ぎずにリズム良くストロークすることです。
初めは少し広めに設定して慣れてきたらパターヘッドの幅ギリギリで挑戦してみて下さい!

Q&A

Q.初心者ですがロングパットでショートしてしまいます。
A.パッティングの距離感はボールの転がるスピードと比例します。
速く転がれば沢山転がりますし、ゆっくり転がればあまり転がりません。
ボールの転がるスピードはストロークのスピードでコントロールしますが初心者の方はまだ経験値が浅いのでどれぐらいのスピードで転がせば何メートル転がるのかがイメージしづらいと思います。
なのでオーバータッチを意識し過ぎると大きくカップを通り越してしまい、いつまで経ってもボールがカップに近づいていきません。(^^;;
初めは半分ぐらいカップに近づければいいかなというぐらいの楽な気持ちでストロークした方が少ない打数でホールアウトすることができると思います。
徐々に経験値を上げてボールの転がるスピードと距離の感覚を身につけていきましょう!

Q.パッティング時の正しい重心の位置を教えて下さい。
A.体の重心の位置はおへその下辺り、いわゆる丹田という所にあります。
パッティングに限らずアドレスで体の重心が前後左右に片寄り過ぎるとバランスが悪くストロークが安定しません。
人によって最適な位置は違いますが重心の位置を変えることでストロークの癖を直すことができます。
動画やレッスンでコーチに確認してもらって自分の最適な重心の位置を探してみて下さい!

Q.パッティング時の距離の測り方について教えて下さい。
A.最近は距離計測器で距離を測ってショットする方を多く見かけます。
ですがパッティング時にグリーン上で計測器を使っている人は見たことがありません。(笑)
なぜでしょう?
おそらく見た目の距離を重視してパッティングされている方がほとんどだと思います。
私も目測で距離をイメージしてストロークします。
先程も距離感についてお伝えしましたがボールの転がるスピードをイメージしてパッティングするので私は何メートル打とうとか数字を意識してストロークすることはありません。
上級者の方でも歩測してパッティングされる方もいるのである程度の目安にはなると思いますがコースによってグリーンの速さが違ったり上りと下りなど数字を意識するととても複雑になってきます。
目測とボールの転がるスピードをイメージして距離感を磨いていくことをお勧めします。

いかがでしたか?
今回ご紹介した練習方法以外にも距離感や真っ直ぐ打つ為のドリルなどはまだまだ沢山ありますのでこれからまたご紹介していきたいと思います!
レッスンでもパッティングの練習方法など知りたい方はいつでも聞いて下さいね!^_−☆

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この記事を書いたのは

中村 敏之

中村 敏之

自己紹介

こんにちは、toshiyukiです!
奈良県出身の51歳でゴルフ歴33年、レッスン歴21年のアラフィフゴルフコーチです。w
高校卒業後に研修生になりキャディやコースメンテナンス作業を行いながらツアー選手を目指しました。
8年間研修生として過ごした後、2年間アメリカのパームスプリングス(カリフォルニア州)でゴルフ留学。
アメリカでは今では当たり前ですが当時の日本にはなかったスイング動画を使ったレッスンに衝撃を受けました!

帰国後はプロコーチの江連忠プロに誘って頂き、ゴルフレッスンをスタート。
ここで学んだレッスンのスキルはもちろんのこと、諸見里しのぶプロや上田桃子プロ、岩田寛プロなどツアー選手の練習を間近で見たり一緒にトレーニングしたことは私の貴重な財産になっています。
ゴルフにはロングゲーム、ショートゲーム、コースマネージメントなど様々な要素がありますが私のゴルフはショートゲームでスコアを作っていくプレースタイルです。

WEBレッスンでもアプローチやバンカーショット、パッティングなどショートゲームについての記事を多く書かせて頂いています。
実際にレッスンでもショートゲームに関しては自信を持って皆様をサポートしていきますよ!
また個人的にはトレーニングが趣味?なのでトレーニング好きの方、大歓迎です!(笑)
ゴルフは上達や楽しむまでに時間がかかるスポーツですが地道に練習を続ければ必ず誰でも楽しめるようになります。
最近、ゴルフを始めた方も多いと思いますが多くのゴルファーにゴルフを楽しんでもらえるようサポートしていきますので一緒に頑張っていきましょう!
「継続は力なり」です!

寒い2月もあっという間に過ぎていよいよ暖かい3月に突入です!
と思いきやまた寒さが逆戻り?(^^;;
寒暖差の激しい時期、花粉も飛び始めているので体調管理には十分に気をつけていきましょう!
さてこれからラウンドの機会が増えてくる方も多いのではないでしょうか?
コースの状態はまだまだ芝が薄い状態なので難しいアプローチが残ることもあると思います。
どんな状況からでも対応出来るようにまずは基本からしっかり習得することが大切です!
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