「手打ち」、ゴルフにおいては嫌われるスイング表現のひとつです。ゴルフにおける「手打ち」という言葉に定義がないようですが(専門用語ではないので)、オーバー・ザ・トップというスイングエラーに近いもので、下半身と上体の動きに整合性がなかったり、アームローテーションが大きい場合に「手打ち」と表現することが多いように感じます。
オーバー・ザ・トップについて
ゴルフ雑誌等でも「手打ち」というワードが多く取り上げられます。「手を使わない」ことが安定したスイングにつながると考えるプロゴルファーや指導者は多くいると考えられます。「手打ち」というのは言葉としては捉えやすいですが、ゴルフクラブを支えているのは手も含まれるので「手を使わない」を体感することは非常に難しいです。
レッスンでお越しになる方の中には、「手打ち」にならないことを頑張るがゆえに「手打ち」状態になっている方がいます。ゴルフはパラドックス(逆説)が起きやすいスポーツです。「手打ち」を避けようとするが故に、手が器用に反応して「手打ち」になります。そうした方は「手を使わない意識」をやめることで改善ができると思っています。
「ゴルフのパラドックス」や「スイングの意識と練習」について触れたブログを書きましたのでぜひ参考にしてください。
→「何も意識しない」を意識しましょう
私たちは上達する過程で何かを意識しないではいられない癖がついています。それがゴルフを難しくさせています。一方で意識したり、考える癖が少ないジュニアゴルファーはなぜかハンドファーストやシャローイング、床反力を活用したスイングができています。ゴルフが難しく苦しんでいる人や上手くいかず楽しさを感じることができない上級者の人は、スイングの際に「意識すること」をやめてみましょう。
ちゃれんじした方はぜひ感想聞かせてください。
ぜひ4月のキャンプはみなさんと哲学チックなお話もできたらと思っています^^