ゴルフ ドライバーの精度アップで90切りが見えてくる!

2020年11月1日 |

-2020年11月1日の記事を加筆修正して公開しております-

こんにちは、toshiyukiです!
ゴルフを始めてほとんどの方はまずは100切りを目標にされると思いますが100切りを達成してもう満足という方は少ないと思います。
もっと上手くなりたいという欲求も湧いてきますし、なにより90を切れるようになるとプレーにもかなり余裕が出てきてコースの景観を楽しんだりクラブ選びにも興味が湧いてきたりしてどんどんゴルフの楽しさが広がってくると思います。
私のレッスンでも90切りを目指して頑張っている方がたくさんいます。
では90を切る為にはどうすればいいのでしょう?

ドライバーの精度アップで90切りが見えてくる!

GEN-TENゴルフレッスンドライバーショット

ドライバーショットに磨きをかける!

人によって課題は様々ですが90を切る為にもっとも効率的なのがパーオン率を上げることです。
「リッキオの法則」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか?
ご存知の方もいると思いますがUSGAのハンデキャップ委員会のメンバーであるルウ・リッキオ氏がスコアに影響する要因が何なのかをハンデキャップ30からPGAツアーの選手までを対象に研究しました。
その結果、パーオン率がスコアに最も影響を与えるという結論に至りました。
(※リッキオの法則については以前に記事が書かれていますのでそちらを参考にして下さい。)
ドライバーショットの飛距離や精度が上がればパーオン率も上がります。
なのでドライバーショットに磨きをかける事は90切りを達成するのに近道だと言えます。

飛距離はアドバンテージ!

パーオン率を上げるには飛距離は大きな武器になります。
GEN-TENのレッスンを開催させて頂いているコースを参考にするとPar4のホールでレギュラーティから平均350ydぐらいです。
短いホールだと300yd前後に設定されていたりしますが18ホール中、2〜3ホールといったところです。
あとは大体350yd以上のホールが続きます。
ドライバーの飛距離が平均200ydぐらいだとすると150yd以上のセカンドショットが残るのでおそらくロングアイアンやUT、もしくはフェアウェイウッドで打つことになります。
そうなるとパーオンの確率はかなり低くなってきます。
ドライバーで230yd飛ばせるようになると残りは120yd前後になりアイアンの飛距離も伸びると思うのでショートアイアンでグリーンを狙うことができます。
一気にパーオンの確率が上がりますね!

フェアウェイキープもパーオン率アップの重要課題

ドライバーの飛距離が伸びてもグリーンを狙える場所にボールが行かないとパーオン率を上げることはできませんね!
OBは極力避けたいですし、林の中からはなかなかグリーンを狙えないですよね。(^^;;
また夏の深いラフやフェアウェイバンカーからのパーオンもかなり難易度は高くなります。
なのでドライバーの方向性もパーオン率アップには大切な要素になります。

長々と書いてしまいましたがドライバーの精度を上げることが90を切る為の近道だということを理解して頂けたと思います。
では、実際にドライバーショットの精度を上げる為のコツや練習方法をご紹介したいと思います。

実践編

初速を上げて飛距離アップ

まずは飛距離アップの為の練習方法をご紹介します。
飛距離を決める要因として初速、打ち出し角度、スピン量が上げられますが今回は初速にフォーカスしていきます。
初速はヘッドスピードとミート率で決まりますがいくらミート率を上げてもやはりヘッドスピードが遅いとボールは飛びません。(^^;;
なのでヘッドスピードを上げる為の練習方法をご紹介します。
ヘッドスピードを上げる=筋力アップというイメージがあると思います。
筋力を上げることでヘッドスピードを上げることができますが筋力には大きく分けて筋持久力と瞬発力があります。
クラブを速く振る為の筋力は瞬発力です。
瞬発力は速筋と言われる筋肉を多く使いますが普段の生活ではなかなか速筋を使う機会がありません。
なので速筋を使って体を速く動かす感覚を磨いていきます。
まずはウェッジを2本束ねて持ったりバットなど重いものでスイングします。
GEN-TENコースレッスン飛距離アップウェッジ2本素振り

意識としてはクラブに体が引っ張られるように大きくスイングして下さい。
GEN-TENコースレッスン飛距離アップウェッジ2本素振りアドレス
GEN-TENコースレッスン飛距離アップウェッジ2本素振りテークバック
GEN-TENコースレッスン飛距離アップウェッジ2本素振りフォロー
GEN-TENコースレッスン飛距離アップウェッジ2本素振りフィニッシュ

次にドライバーを逆さに(ヘッド側を)持って速くスイングします。
GEN-TENコースレッスン飛距離アップドライバー逆さ素振り
この時の意識はできるだけフォローサイドでクラブが再加速させるようにスイングして下さい。
注意点としては軽いので腕だけでも振れてしまいますが全身を使って大きくスイングしていきましょう。
GEN-TENコースレッスン飛距離アップドライバー逆さ素振りアドレス
GEN-TENコースレッスン飛距離アップドライバー逆さ素振りテークバック
GEN-TENコースレッスン飛距離アップドライバー逆さ素振りフォロー
GEN-TENコースレッスン飛距離アップドライバー逆さ素振りフィニッシュ
また重いものでスイングする時は怪我をするので決して無理に速く振ろうとしないでくださいね。

出球を安定させて方向性アップ

次に方向性を高める為のコツと練習方法をご紹介します。
方向性を高めるにはまず出球を安定させることが大切です。
出球の方向はインパクト時のフェースの向きで決まります。
ドライバーで80%、アイアンで70%がフェースの向きに影響を受けると言われています。
ゴルフクラブはスイング中にフェースが開きやすい構造になっています。
特に今のクラブはヘッドが大型化しているので一度フェースが開いてしまうと戻しづらくなっています。
なのでフェースが開かないようにスイングする必要があります。
ではスイング中のフェースの向きをコントロールするにはどこを意識すればいいでしょう?
それは手首の角度です。
ダウンスイングからフォローにかけて左手首を掌屈した状態をキープして振り抜くことでフェースが開かずに振り抜くことができます。
チェックポイントとしてはハーフウェイダウン(ダウンスイングでクラブが地面と平行になるポジション)でクラブフェースが前傾角度と平行になっていればOKです。
この時、左手首はフラットな状態になっているはずです。
GEN-TENコースレッスン方向性アップフェースコントロール左手首フラット

逆に左手首を背屈させるとフェースは開いてしまいます。
GEN-TENコースレッスン方向性アップフェースコントロール左手首背屈
ゆっくり素振りをしたり、ハーフウェイダウンで何度か止めてスイングしてみたりして左手首の動きを覚え込ませていきましょう!

視界を意識してエイミングを安定させる

もう一つ方向性を高める為のコツをご紹介します。
それはエイミング(アドレスの向き)を安定させることです。
練習場ではマットに沿って構えることでターゲットに向かって真っ直ぐにアドレスすることができますがコースに出るとドッグレッグやハザードなどが気になり真っ直ぐアドレスすることが難しくなります。
以前の記事でスパット(目印)を見つけてアドレスする方法を書きましたがアドレスに入ってから方向を確認したりワッグルしているうちにだんだん方向がズレてしまうこともあります。
そこでアドレスに入ってから方向を確認する時のコツをお話しします。
アドレスに入って方向を確認するときにターゲットが視界の真ん中にくることを意識してみて下さい。
GEN-TENコースレッスン方向性アップエイミングスクエア

右を向いて構えてしまう方が多いですが右を向くとターゲットの左側の視界が狭く見えます。
GEN-TENコースレッスン方向性アップエイミング右向き
スパットを見つける方法と今回ご紹介した方法を組み合わせてアドレスするとよりエイミングが安定してくると思いますのでぜひ試してみて下さい!

いかがでしたでしょうか?
より遠くへ真っ直ぐにボールを飛ばしたいと思う気持ちはどのレベルのゴルファーも同じだと思います。(もちろん私もそうですが…笑)
今回、ご紹介したコツや練習方法が90切りを目指す皆様のお役に立てることを願っています!

ご予約はこちらから

この記事を書いたのは

中村 敏之

中村 敏之

自己紹介

こんにちは、toshiyukiです!
奈良県出身の51歳でゴルフ歴33年、レッスン歴21年のアラフィフゴルフコーチです。w
高校卒業後に研修生になりキャディやコースメンテナンス作業を行いながらツアー選手を目指しました。
8年間研修生として過ごした後、2年間アメリカのパームスプリングス(カリフォルニア州)でゴルフ留学。
アメリカでは今では当たり前ですが当時の日本にはなかったスイング動画を使ったレッスンに衝撃を受けました!

帰国後はプロコーチの江連忠プロに誘って頂き、ゴルフレッスンをスタート。
ここで学んだレッスンのスキルはもちろんのこと、諸見里しのぶプロや上田桃子プロ、岩田寛プロなどツアー選手の練習を間近で見たり一緒にトレーニングしたことは私の貴重な財産になっています。
ゴルフにはロングゲーム、ショートゲーム、コースマネージメントなど様々な要素がありますが私のゴルフはショートゲームでスコアを作っていくプレースタイルです。

WEBレッスンでもアプローチやバンカーショット、パッティングなどショートゲームについての記事を多く書かせて頂いています。
実際にレッスンでもショートゲームに関しては自信を持って皆様をサポートしていきますよ!
また個人的にはトレーニングが趣味?なのでトレーニング好きの方、大歓迎です!(笑)
ゴルフは上達や楽しむまでに時間がかかるスポーツですが地道に練習を続ければ必ず誰でも楽しめるようになります。
最近、ゴルフを始めた方も多いと思いますが多くのゴルファーにゴルフを楽しんでもらえるようサポートしていきますので一緒に頑張っていきましょう!
「継続は力なり」です!

寒い2月もあっという間に過ぎていよいよ暖かい3月に突入です!
と思いきやまた寒さが逆戻り?(^^;;
寒暖差の激しい時期、花粉も飛び始めているので体調管理には十分に気をつけていきましょう!
さてこれからラウンドの機会が増えてくる方も多いのではないでしょうか?
コースの状態はまだまだ芝が薄い状態なので難しいアプローチが残ることもあると思います。
どんな状況からでも対応出来るようにまずは基本からしっかり習得することが大切です!
毎月、アプローチの基礎を学べるヒントレッスンを開催していますのでぜひ参加してみて下さい!
レッスンのスケジュールはこちら
2024年10月からYouTubeでアプローチのショート動画の配信を開始したのでそちらもぜひ参考にして下さいね!
YouTubeはこちらから!

週間アクセスランキング

  1. 2023年新ルール知ってますか? 318ビュー
  2. ウォーターハザードとラテラルウォーターハザードの違い 133ビュー
  3. キャディバックの持ち方 100ビュー
  4. 新ルール「ドロップしたボールが止まった場所&救済を受ける際のボールの変更について」 94ビュー
  5. 「スプーン」は必要?!3番ウッドについて考える 89ビュー
  6. そのユーティリティの構え方と打ち方で合ってますか?FP値(フェースプログレッション)を知って苦手克服 82ビュー
  7. サイクロイド曲線を描くゴルフスイング 80ビュー
  8. レイドオフが正解?迷ったらスイングのグラデーションで整理してみましょう 69ビュー
  9. ゴルフ 左足上がりのアプローチは2通りの打ち方で対処! 69ビュー
  10. パットでショートしてしまうゴルファーの特徴と改善方法 67ビュー

過去7日間にページビューの多かった記事を表示しています。これを見ると「GEN-TENの原点」の読者のみなさんがどんな記事に興味があるかわかってしまいますよ

記事を検索

to top
ページの先頭へ戻る