こんにちはYukiです^ ^
「若い頃に比べて最近ドライバーが飛ばなくなったな〜」とか「いくら練習してもドライバーが飛ばない」などとお悩みの方はいませんか。
レベルにもよりますが、スコ安定のためにはドライバーの飛距離よりもショートゲームでのスコアメイクが必要不可欠です。しかしドライバーでのビッグドライブは爽快!
同伴プレーヤーの誰よりも飛んだショットは記憶にも残り気持ちいいですよね。特に男性の夢ロマンが飛距離に憧れを持たせてしまうのかもしれません。飛距離にこだわるゴルファーが多いのも頷けます。10代後半からゴルフを始めた私も年齢と共に飛距離ダウンしてきており、特に40代に突入してからはそれが著しく「筋力が落ちているから仕方ないなぁ。。。でももうちょっと何とかなるはず!」と、どうしたら昔の飛距離をキープ出来るかを日々考えています。
そこで飛距離の要素と私が考える飛距離アップするための方法を6つご紹介しますね。
目次
私たちはどのくらい飛ばせば良いか?
プロとアマチュアの平均飛距離
2019-2020年度の米国男子ツアーランキングでは第1位デシャンボー選手の332yを筆頭にトップ70位までの選手が300yを越えています(驚)。2019年日本ゴルフツアーにおいては石川遼選手が300.9yで7位。平均で300y越えを記録したのは13位までの選手でした。おおむねツアープロの平均は280yくらいでしょう。
一方アマチュアゴルファーの明確なデータはありませんが日本人男性ゴルファーの飛距離はおおよそ200~230y。しっかり当たって250y飛んでもミスヒットで180yしか飛ばないこともありますから、平均飛距離に換算するともう少し落ちるでしょう。飛ぶ方で230~250y、飛距離に悩んでいる方で170~200yくらいのようです。
女性のドライバー飛距離
男性に比べて筋力が劣る女性はやはり飛距離は落ちて、150y~180yくらいが平均で飛ぶ方で180~200y、伸び悩んでいる方は150y以下のようです。男性よりも50yくらい飛ばないですからティーイングエリアも前にセッティングされていますね。
ドライバーはどれくらい飛んだらいいの?
ドライバーの飛距離はもちろん誰よりも飛んだ方が気持ち良いですし、次のショットを短い番手のクラブで打てますからバーオン率も上がり有利になります。しかしいくら飛ばしても曲がりが大きいとOBのリスクもありラフや傾斜地から次のショットを打つことになり難易度も上がってしまうのがゴルフ。1yでも遠くに飛んだ方が良い場面も多いですし目指すレベルにもよりますが、次のショットでパーオンを狙える距離を出せたら充分ではないかと私は思います。例えばFWで180yくらい飛ぶとしたら380yミドルホールでは200yドライバーが飛ぶといいですね。レギュラーティーからプレイするゴルファーは200yくらい飛ぶと80前後のスコアでラウンドすることも可能なのです。
何がドライバーの飛距離を決めるのか?
飛距離を決定するものは、ボールスピード、打ち出し角度、スピン量の3つの要素です。
簡単に言うとボールスピードを上げる、打ち出し角度とスピン量を適度にすることで飛距離アップ出来るのです。
ではその要素を詳しくみていきましょう。
※黄色ラインがボールスピード、赤ラインが打ち出し角度、青ラインがアタックアングルとダイナミックロフト
ボールスピードとは?
ボールスピードとは、ボールがターゲットへ飛んでゆく速さ、初速のことを指します。これはヘッドスピードとスマッシュファクター(ミート率)の2つの要素で決まるのです。この2つが上がるとボールスピードがアップされます。
打ち出し角度とは?
打ち出し角度とはインパクト直後からボールがターゲット向かう高さ、水平面に対してボールが飛び出す角度のこと。インパクトしたときのロフト、ダイナミックロフトと呼んでいてこれによって決まり、クラブ本来のロフトとは異なります。ヘッドスピードにもよりますが、最適な打ち出し角度は14°〜17°とされています。
スピン量とは?
スピン量とはボールがフェイスから離れた瞬間1分間に軸で回る、回転率のこと。インパクトしたときクラブヘッドがボールへ向かう入射角度(アタックアングル)とインパクトロフト(ダイナミックロフト)、この2つの数値の差で決定されます。この差が大きくなればなるほどスピン量が増える。ドライバーでの最適なスピン量は2500回転前後とさています。また打点によっても変化しフェイスの芯を外したときも増加したりします。
ドライバーの飛距離アップさせるための方法
飛距離アップのためにはボールスピードを上げること、打ち出し角度とスピン量を適度にすることが大事とお話しましたが、そのための方法を詳しくみていきましょう。
ヘッドスピードを上げるー筋力と柔軟性をアップ
ヘッドスピードはプレイヤーが本来持っている身体操作能力に起因するところが大きいですから、これが一番難しいかもしれませんね。しかし諦めることはありません。筋力と柔軟性をアップさせるとスピードを上げることで可能になります!
筋力と柔軟性は簡単なストレッチから、本気でヘッドスピードを上げたい方は筋トレを行いましょう。
特に柔軟性は怪我の予防やゴルフのみならず健康をキープするためにもとっても大切です。ゴルフスイングでは肩甲骨と股関節周りを柔軟にすることで効果的なスイングがしやすくなりスイングスピードがアップします。ぜひ、ラウンドのスタート前や硬い部分を中心にストレッチを週に1〜3回は行ってみてください。
さらにヘッドスピードを上げるためにはベッドに加速感を持たせること。簡単な練習方法はとにかく速く振る。限界まで速くクラブをビュンビュンふる素振りを行い、速く振れることを脳にインプットさせましょう。
スマッシュファクターを上げるースイングの再現性アップ
スマッシュファクター、クラブの芯でボールを捉えること。ミート率とも呼んでいて野球で言う打率を上げることですがとにかく芯に当たる回数を増やすことです。そのために必要なことはスイングの再現性をアップ。ミート率を落としている原因は?ご自分のスイングがいまどうなっているのか?をしっかりと認知して、どのようにスイングを進化させていくと再現性が上がるのか?を検証し練習を続けましょう!
スイングはプレイヤーにより様々ですから、ご自分のスイングがよく解らない方はコーチに相談してみてくださいね。
インパクトの精度をアップさせる
飛距離に悩むプレイヤーの多くはスピン量が多く打ち出し角度が低い、またはスピン量が多く打ち出し角度が高過ぎる傾向があります。
一般的なドライバーのロフトは10.5°ですから打ち出し角度を適性な15°にするためには4°くらいアッパーブローにインパクトすること。ボールの10センチくらい手前がヘッドの最下点になると良いです。
スピン量を適性にするためにはヘッド軌道が上から入り過ぎずフェイスが寝て(ロフトが大きくなる)入り過ぎないインパクトが出来ると飛距離のロスもなくなります。
自分に合うクラブを使用する
自分のヘッドスピードにあったシャフトのフレックス(硬さ)を選ぶのはもちろん、打ち出し角度とスピン量を最適にするロフト角度やヘッドの特性、またクラブフェイスのどこに当たりやすいのかによってもヘッド選びすることをオススメします。例えばフェイスの上部に当たりやすい方はディープフェイス(厚い)、下の方に当たりやすい方はシャローフェイス(薄い)のものなどです。
セットアップを工夫する
これが一番簡単にできる方法ですね。ティーの高さやボール位置、構え方、スタンスの向きなどをプレイヤーの特性により変えてみると打ち出し角やスピン量を理想に近づけることができます。例えば打ち出し角をアップさせるためにはティーを高く背骨を右に傾けるチルトを深くすると良いでしょう。
ゴルフレッスンを受講する
上記の「ヘッドスピードを上げる」「スマッシュファクターを上げる」「インパクトの精度をアップさせる」「自分に合うクラブを使用する」「セットアップを工夫する」を自分の感覚や知識だけで向上させるのは難しそうですね。
自分ではターゲットに真っ直ぐに構えているつもりでも実際には左を向いているなどなど、多かれ少なかれ自分が感じている感覚と現実にはズレが生じてしまいます。このギャップを埋めることが目標のパフォーマンスに近づく、ゴルフのスキルを上げる、効率良く飛距離アップするためには必要なのです。そこで自分を客観視してくれるレッスンを受講してみてはいかがでしょうか。
ぜひ、信頼できるコーチを探してみてください。
まとめ
6つの方法を簡単にお話しましたがこれを全て実行するのも大変だと思います。レベルにもよりますがご自分に出来そうなものから試してみてくださいね。飛距離の3要素の2つ、ボールスピードはもちろんですがスピン量や打ち出し角度はミート率での影響も大きいですから、まずはクラブフェイスの芯に当てる、芯に当たる感覚を増やすことを優先させていくと良いでしょう。
飛距離アップでみなさんのゴルフが生まれ変わりゴルフの楽しみが広がるといいですね!お読みいただきありがとうございました(^ ^)