こんにちは、toshiyukiです!
前回はアドレスの基本についての記事を書かせて頂きましたが参考になったでしょうか?
前回の記事はこちらから→「ゴルフ上達のヒント〜アドレスの基本〜」
さて今回からは応用編として傾斜地やアプローチでのアドレスについてお話ししていきたいと思います。
まず今回は傾斜地のアドレスについてお話ししますね!
コースでは至る所に傾斜地があります。
フェアウェイでさえも大きく傾斜しているコースがあります。
微妙な傾斜はあまり気にし過ぎる必要はありませんが明らかにどちらかに傾いている時はその傾斜に応じたアドレスが必要になってきます。
傾斜には大きく分けてつま先上がり、つま先下がり、左足上がり、左足下がりの4つがあり、各傾斜によってボールとの距離やアライメント、荷重のかけ方などいくつかポイントがあります。
各傾斜地ごとにそのポイントを説明していきますね!
目次
狙った場所に飛ばす為のつま先上がりのアドレス
つま先上がりはエイミングが大切!
つま先上がりのアドレスで一番気を付けなければいけない事はエイミングです。
よくつま先上がりはボールが左に飛ぶと言われますがその理由はご存知でしょうか?
その理由はクラブの構造にあります。
つま先上がりでは前述したように前傾角度が浅くなりシャフトの傾きがいつもよりもフラットになります。
そうするとフェースが左を向きます。
これはロフトがある所為です。
なので傾斜のキツい場所から9番アイアンやピッチングウェッジなどでフルショットする場合はかなり右を向いてアドレスしないとボールはグリーンの左に外れてしまいます。
・平らなライ(7番アイアン)
・つま先上がり(7番アイアン)
・つま先上がり(Pw)
ロフトと斜度が大きくなればなるほどフェースは左を向くのでその分右を向いてアドレスする必要があります。
ボールとの距離は遠くなる
つま先上がりはいつもよりもボールが高い位置にあるので前傾角度が浅くなります。
なのでボールとの距離も平なライに比べると遠くなります。
(ボールとの距離については〜アドレスの基本〜を参考にして下さい)
・つま先上がり
・平らなライ
(※どちらも7番アイアンです)
ボールの位置も要チェック
ボールの位置は平らなライから打つ時と同様に持つクラブによって変わりますがいつもより少し右足寄りに置きます。
左に置くとよりフェースが左を向きやすいので注意して下さい。
またつま先上がりではダフりやすいので少しクラブを短く持つことでダフりを減らすことが出来ます。
荷重は少しつま先寄りにかけることでスイング中もバランスを保ちやすくなります。
つま先下がりのアドレスは2通り
あなたのアドレスはどちらですか?
つま先下がりはいつもよりもボールが低い位置にあるので平らな所と同じようにアドレスするとクラブがボールに届きません。
クラブをボールに届かせる方法としては2通りあります。
一つは多くの方が実践されていると思いますが膝を大きく曲げて腰を落としてアドレスします。
この場合、腰を下げやすくするために少しスタンスを広くします。
もう一つは手首を下方に曲げクラブヘッドだけを下げてシャフトの傾きがアップライトになった状態でアドレスします。
平らなライと比べるとボールとの距離は近くなります。
“つま先下がりは右に飛ぶ”は本当?
ここで一つ質問ですが、つま先下がりではボールが右に飛びやすいと言われていますが皆さんは右に飛んだ経験はありますか?
おそらく右よりも左に飛んだ経験のある方が多いと思います。
それは一体なぜでしょう?
そもそも右に飛ぶ原因はなんでしょうか?
それはつま先上がりが左に飛ぶ原因と逆でアドレスした時にシャフトの傾きがアップライトになりフェースが右を向くからです。
ですがアップライトにアドレスする方は少なくてほとんどの方が腰を落としてアドレスされています。
腰を落とすとグリップも下がるのでアップライトになりません。
そうするとフェースは右を向かずにスクエアになります。
逆に腰を落とすことでスイング中に体が回りづらくなりインパクトでフェースローテーションが強くなって左に飛びやすくなります。
なので腰を落としてアドレスされる方は左を向かずに真っ直ぐかあるいは少し右を向くぐらいにアドレスして下さい。
どちらでアドレスする場合も荷重はかかと寄りになります。
ボールの位置は平らなライと同様にクラブによって変わります。
状況によって使い分ける左足上がりのアドレス
手首の負担やミスの幅を小さくする
左足上がりのアドレスも2通りあります。
ひとつは傾斜に沿うような形で背骨を右に傾けてアドレスします。
荷重は右足にかかりますが腰を左脚の上に乗せることでスイング中のバランスが良くなりミートしやすくなります。
ボールの位置はあまり右足寄りになり過ぎないようにスタンスの真ん中か少し左脚寄りに置きます。
傾斜が強くなると左膝がかなり前に出て体が回りづらくなるので少し左足を後ろに引いて膝のラインが飛球線と平行になるようにアドレスしましょう。
こうやってアドレスすることで傾斜に沿ってスイングしやすくなり大きなダフりやトップを抑えられます。
ただロフトが増えるのでボールが高く上がり飛距離が出なくなるのでグリーンを狙う時は大きめのクラブを持つ必要があります。
高さを抑えて距離を出す
もうひとつは傾斜に逆らい左足に荷重をかけてアドレスします。
スイングの軸やアドレス時のロフトは平らなライと同じなので弾道や飛距離はほぼ番手通りに飛んでいきます。
ただ傾斜が強くなるとクラブヘッドが地面に刺さり振り抜きづらくなるので少しのインパクトのズレが大きなミスに繋がります。
またフルスイングの場合、手首や肘への衝撃も強く怪我をしやすくなるので傾斜の強いライではお勧めしません。
苦手克服の為の左足下がりのアドレス
腰とグリップの位置がポイント
左足下がりも傾斜に沿ってアドレスします。
この時、背骨を左に傾けようとしないで左脚一本で立てるぐらい腰を左脚に乗せてアドレスします。
腰を左脚に乗せると同時にグリップも左に動くのでハンドファーストの形が強くなります。
なのでボールの位置はあまり右に置き過ぎるとボールが上がらなくなるので真ん中ぐらいに置いてください。
腰を左脚の上に乗せることでインパクト以降クラブが低く抜けていきます。
腰が右脚の上に乗ったアドレスではテークバックが取りづらく手打ちになりやすく距離も出ません。
肩のラインを傾斜に合わせるとアンバランス
よく肩のラインを傾斜に平行に合わせようとする方を見かけますがそうするとバランスを取るために腰が右に残り逆にバランスの悪いアドレスになってとてもスイングしづらくなります。
左足下がりの傾斜が強いライでは左足上がりとは逆に右膝が前に出るのでテークバックしづらくなります。
ですから今度は右脚を後ろに引いてアドレスしましょう。
いかがでしたか?
状況によってはスイングを変える必要がありますがまずは正しくアドレスすることでダフリやトップなど大きなミスを減らすことが出来ますのでぜひ参考にしてみて下さい!
次回はアプローチやバンカーショットのアドレスについてお話ししていきたいと思います。
次回も楽しみにしていてくださいね!
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今回、ご紹介した傾斜地からのショットは練習場の平らなマットの上からでは練習することが出来ません。
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