この記事は2020年1月29日に編集者寺嶋慶介が一部加筆修正しています。
今回はグリーンのスピードの測り方をご紹介したいと思います。
グリーンのスピードについて
そもそもグリーンのスピードはどのようなに計られているかご存知ですか?みなさんはゴルフ場で練習グリーンのそばにある、グリーンの速さを表記した看板を見たことがあると思います。「8フィート」や「10ft.」などと書いてあるグリーンの速さを示す看板です。
これは1フィート(30.48センチ)を1つの単位として、専用の測定器を使ってゴルフボールがそこから転がった距離を速さとして表しています。
グリーンのスピードを測る測定器
これをスティンプメーターと呼びます。測り方はいたって簡単です。まずはグリーンのなるべく平坦な場所を選びます。
そしてスティンプメーターの上に開けられた穴にゴルフボールを置き、、
ゆっくり、ゆっくりと傾けていきます。
このゆっくりというのがポイントで、急いで傾けてしまうとボールに勢いがついてしまうため正確なスピードが測れません。
するとあるポイントでボールがゆっくりと転がり始めます。
ボールを2個〜3個転がします。
丁寧に転がすとこのようにボールがだいたい同じ場所に集まります。
そしてここからが本題の計測。
まずは、スティンプメーターの先端に始点となるマークをします。
このスティンプメーターは1本が3フィートの長さになっており、このスティンプメーターそのものを反転させながら距離を測ります。
1回(3フィート)
2回(6フィート)
3回(9フィート)
そして、最後が残り1.5フィートとなりました。
合計すると10.5フィート。
さらに、これを同じ場所で4方向から繰り返し、その平均がそのグリーンのスピードになります。
どのくらいのスピードが理想か?
今回のグリーンは10.5フィートでした(^^)10フィート以上になると速く感じられる人が多くなります。慣れてくると気持ちのイイ転がりを見せてくれるスピードです!
ちなみにこのグリーンはこの後12フィートから13フィートに仕上げられる予定です。
速いですよ〜^^;
まとめ
以上がグリーンスピードの計測についてでした。ゴルファーにとって身近なようでマニアックな話題でしたね。コースの品質を保つためにコーススタッフの人が毎回計測されています。こうした地道な作業も私たちゴルファーが気持ちよくプレーするために行われていることです。ぜひ知ってもらえたと思います!