先日久しぶりに練習場にいったら、ゴルファーが沢山来ていました。
シーズンに入って、慌てて練習し始めたという人も多いようですね(^^)
レッスンに通われている皆さんも、普段は自宅や会社の近くの練習場に通っているという方は多いと思います。
今回はそんな努力をムダにしないための練習で気をつけておきたいポイントを書いてみたいと思います。
まず練習場で練習する目的を整理してみましょう。
打球練習の目的は大きく分けると「発見」「修正」「定着」の3つです。
「発見」はミスの原因を突き止めたり、修正箇所を特定します。
打ってみればミスの種類が分かります。そして、例えば「ダフりが出る」というミスが出た場合には、アドレスやスイング中の動きに何らかの問題があります。その問題を明確にするために「なんでだろー?」と考えながら繰り返し打球をします。
「修正」はその姿勢や動きを直すためにします。
『バックスイングが大き過ぎるのでは?』と仮説がたっても、それが合っているのかも分からないですし、なかなかすぐに出来るものではありません。良い例としては『わかった!!』と閃いて、次に打つと『アレ違う…』となっていく経験をした事があると思います。要するに「修正」は仮説を繰り返す『実験』のような行為です。多くのゴルファーは練習という行為のほとんどをココに費やしています。
「定着」は正しい動きを覚えるためにします。
これが練習ではもっとも重要です。練習の最終的な目的は上達です。上達するためには正しい動きを身につけなくてはいけません。『身につける』とは無意識に行動できるということです。考えなくても正しい動きが出来る。意識しなくても出来る。これが正しくできるようになれば、上達は一気に近づきます。
読んでいてお気づきだと思いますが、練習場でボールを打っているほとんどの人が「発見」や「修正」に時間を使います。それは「打っているうちにミスが出る」→「原因を考える」→「仮説を立ててやってみる」→「上手くいかないので違う仮説を立てる」の繰り返しをするからです。正解を知らないで正解を探すというのはゴルフの面白さであると同時に、上達には非常に遠回りです(^^;
「練習が好き」という方には、この「発見や修正が好き」「実験が好き」という方が多いですね。
私達コーチの役割というのはこのムダな時間「発見」「修正」を担う事です。
一方「定着」は我々が代わってあげることが出来ません。
熟達のまでの時間でも書きましたが、定着に時間はかかるものです。
早く上達するためには「定着」に専念できるように、「発見」と「修正」を任せられるコーチを見つける事です。
最後は宣伝っぽくなってしまいましたが(^^;、ぜひレッスンと練習を有効に使って、効率良くレベルアップしましょう。