「見る仕事」
過去に一度だけ「緊張するのであんまり見ないでください」とレッスンで言われた事があります(^-^;
見られると緊張しちゃうんですよね〜。分かります。
でも私達の仕事って見ないと出来ないんですよね。。。
よくスイングの何処を見てるんですか?と聞かれますが、これはその時によって違います。
クラブの動きや背骨の角度、肩の回転、シャフトやヘッドの挙動などミスの原因を探しているときもあれば、修正後の動きの繋がり(スイングは一連の流れなので、一箇所を見るのではなく、一つの動作がどう次の動きに繋がっているのかを見ていきます)を確認している時もあります。あと見ているようで考えているだけの時もあります(笑)。
さらに詳しく知りたい方には企業秘密を…
レッスンのセオリーとしてはアウトプットから見ていくという技法があります。
1.打球(弾道)を見る
2.なぜその打球がでたのかをインパクトで確認
3.なぜそのインパクトになるのかをプレーン(クラブの動き)で確認
4.なぜそのプレーンになるのかをスパインアングル(背骨の角度)や肩の回転で確認
5.なぜ肩の回転や背骨の角度がブレるのかを手(又は腕)の動きで確認
…
というように結果と要因(=因果関係)をさぐりながら成果(アウトプット)に近い方から確認していく方法です。
企業秘密と書きましたがこれはゴルフコーチングにおいては基礎中の基礎なので皆さんもコースや練習場でお友達にアドバイスをする時などに活用してみてください。
さらにレッスンが上手なコーチは動きだけでなく、音、リズム、スピード、雰囲気など五感を働かせて見ていますし、修正したポイントがどのようにその後の動きに繋がっていくのかを想像しながらイマジネーション全開でコーチングします。だから私達にとってこの「見る(観察する)」というのはとても重要な技術のひとつです。
もちろんGEN-TENには「見る目」があるコーチが揃っています。