秋が近づいてくるとゴルフ場では「更新作業」が行われます。
この更新作業というのは、1日何百人もの人がグリーンを歩く事によって踏圧されて硬くなったグリーンを耕して(?)、透水性を回復させる作業です。また土壌中に酸素を入れる事で発育を促す効果もあります。
作業はまずコアリングという直径1センチ程度の穴を明ける事から始まります。この穴の深さはだいたい8-10センチ程度だそうです。そしてこの掘り出されたコアをスイーパーという掃除機(?)のような機械で取り除くと穴がハッキリと見えるようになります。そして穴だらけになったグリーンに砂を巻き、その砂を穴に擦り込んで作業が終了です。
春と初秋に行われる事が多くて年に2回程度はこのような作業が行われています。
経験した方も多いと思いますが、グリーンがデコボコの上に表面は砂だらけなので、プレイヤーとしては残念な気持ちになるのですが、私達がいつも気持ちよくプレーできるのもこうした芝生の健全な生育があってこそ。文句を言いたくなるのもグッと我慢して”あるがまま”を受け入れ言い訳をしないという事もまた、ジェントルマンへの道なのです…。