ゴルフギアについて【PART 1】:ボールの進化

2008年11月11日 |

image001.gifみなさん、こんにちは、吉川です。本日は、みなさんがゴルフをする際に必ず使用するボールについてご説明したいと思います。

ゴルフギアの進化には目を見張るものがあります。毎日のように新しいクラブ、ボール、ウエアなどが発表され、プレーヤーの選択肢はますます広がってきています。そんなギアの中で最もはじめに進化を遂げたのはボールでした。

リキッドコアを天然ゴムの糸で巻き、耐久性が強く柔らかい天然バラタの被覆で補強する、これが高級糸巻きボールのスタンダードでした。そして革新的な素材の登場によって、ソリッドボールへと移行していきました。今では2ピースボール、3ピースボールといった構造が主流です。


皆さんも気付いていると思いますが、メーカーは盛んに打感の柔らかさを売りにしています。
なぜでしょう?図を見てください。

ボールのとびに影響する「反発係数」はボールがクラブヘッドと衝突するときのヘッドスピードと関係があります。ヘッドスピードが小さいと反発係数は大きく(ボールはつぶれない)、ヘッドスピードが大きいと反発係数は小さい(ボールは大きくつぶれる)のです。

しかも糸巻きボールのほうが反発係数が変化しないのです。つまりヘッドスピードによって打感が変わらないのです。ヘッドスピードが遅いとき反発係数が大きいと、硬い打感でボールの飛び出す初速が速いのです。つまりショートアプローチやコントロールショットなどで思ったよりボールが飛んでしまいます。このデリケートなショットの違和感をなくし、ショット全般にわたって安定した飛び出しスピードと打感を保つためにメーカーは努力しています。しかしまだ糸巻きボールの感性には及びません。

ボールは硬くすればよく飛びます。したがって飛びの性能は目を見張るように進化したため、ルールによって初速の最大値が制限されました。皆さんが何気なく選んだ一個のボールにも技術革新の歴史が詰まっているのです。

最後までお付き合いいただきありがとうございました。次回もお楽しみに(*^O^*)/

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