GEN-TEN takaこと大矢隆司が、ゴルフの原点を探し、ひとりゴルフ発祥の地といわれるスコットランドへ。
ゴルフの歴史、名プレイヤーにまつわるエピソードとともに旅の様子を綴ります。
そして世界最古のゴルフコースSt. Andrewsでのアポなしプレーにも挑戦。果たしてプレーはできたのか!?
みなさん「生涯で一度はプレーしてみたいコース」ってありますか?
例えば、海外ではマスターズが開催されるオーガスタナショナル、数々のドラマが生みだされたペブルビーチ、ハワイ・カパルアゴルフコース、日本の名門廣野ゴルフ倶楽部など憧れのコースをあげると山ほどあります。私は以前に「takaさんどっかプレーしてみたいコースってあります?」と聞かれた時、迷わずこう答えました。
「St. Andrews(セントアンドリュース)です!」
そう。全英オープンのテレビ放映で見ると、他のメジャートーナメントの完璧な整備のコースと比べるとSt. Andrews OLD course(セントアンドリュース・オールドコース)は、荒野とも思えるような殺伐とした印象を与えるコースです。私がゴルフに明け暮れた10代の頃、ジュニアの試合は、夏もっとも競技が開催されていました。その7月に開催されていたメジャートーナメントが「全英オープン」でした。試合当日の朝、テレビに映るSt. Andrews OLD courseで大自然に挑む世界の1流プレイヤー達のスィングを目に焼き付けて会場に向かったのを今でも鮮明に覚えています。
世界最古のゴルフコースと言われているSt. Andrews OLD course。そのゴルフの誕生から約600年が経ったそうです。そして今やゴルフは世界中で愛されるスポーツとなり、ゴルフコースは198カ国で約32,300コース、競技人口は6000万人とも7000万人とも言われています。もちろんその広がりには人種を超えて受け入れられる「ゴルフの楽しさ」があった事は言うまでもありません。
そんなゴルフの原点と言われるスコットランドに「どんなモノが潜んでいるのか?」一人のゴルファーとして肌で感じてきたいと思います。28歳日本人ゴルファーが行くSt Andrewsへの一人旅です。
(2008.09.14.Tokyo)